耐震への取り組み~木の強さを生かす

木は素晴らしい性質がたくさんあります。しかし、ただこの木を使って住宅を建てれば地震に強い家が出来るかといえばそうではありません。ここでは、木の長所も短所も知った上で最高の耐震工法について説明致します。

檜のこそ最高の材料

内地産のムクの檜は構造材に適した材木!

内地産のムクの檜は構造材に適した材木!

大成では、6つの理由から、構造材(特に土台および柱)として、材木の中で最も適しているのは内地産のムクの檜であると考え、家づくりの際にお客様におすすめしております。

【檜をおすすめする理由】

  • (1) 関西の高温多湿な夏期を長期間にわたって、変質することなく品質を維持できる。
  • (2) 湿気に強く腐りにくい。
  • (3) 堅く粘りがある。
  • (4) シロアリに強い。
  • (5) 香りがよく健康に良い。
  • (6) 木肌が美しい。

最高の工法

内地産ムク檜材(左)、集材料(右)内地産ムク檜材(左)、集材料(右)

最高の材料を生かした工法で家づくり!

大成では、最高の材料である「内地産のムクの檜」を使う最高の工法は「在来工法+地中梁方式のべた基礎+補強金物(※1)+TIP構法(※2)」であると考えています。
日本が世界に誇る木造建築の法隆寺の柱も全部檜です。
今、一般的に多く採用されている集成材の使用を前提とした金物工法があります。その工法は、ドラフトピンや梁接合金物に各メーカーの特徴を出した目新しい工法ですが、そこで使用される集成材に問題があります。集成材とは、輸入材の細切れを接着剤で貼り合わせて、機械で含水率を強制的に限界まで下げて、見かけの強度をかせいだ人工的な木材です。使われている材木は、南から北までありとあらゆる国から伐採した木を使用している為、木の性質もわかりません。

よく見かける集成材は、北欧系のスプルースを使ったホワイトウッドと呼ばれるものですが、このスプルースという木は湿気に弱い木です。そのため、工場出荷時に、含水率を下げているので問題ありませんが、実際に使用する際には湿気を吸って含水率が上がり、その結果強度が下がるだけではなく、最悪の場合木そのものが腐っていく恐れも充分にあります。
また、その接着剤にも健康被害や耐久性の面でも疑問があります。そのため、家の骨格にかかわる重大なものとなるため、大成では集成材は一切使用しておりません

※1.補強金物とは

一般に木造建築の良し悪しは大工の腕で決まると言われています。
大成では、色々な種類の金物の施工は熟練の大工の仕事に尚プラスされた仕事と理解しています。
大成では、計算により建物の性能が確保されることを重視し、必要に応じて適所に金物を使用いたします。
次に上げる金物は多くの金物類の一例です。

  • ホールダウン金物ホールダウン金物
    阪神大震災では柱が途中で折れて倒壊した建物はなく、地震の上下の振動により柱が抜けて倒壊しました。ホールダウン金物は、柱の引き抜きを防ぎます。本数や性能・種別は、構造計算によって決定します。
  • 羽子板プレート羽子板プレート
    小屋梁と桁と、梁と柱、胴差しと柱を接合します。
  • 筋かいプレート筋かいプレート
    筋かいプレートは、筋かいの端部に取付け、筋かいと柱・梁・土台を緊結し、耐力壁を確保するために使用します。大成では最高性能の2倍筋かいプレートを使用しています。

※2.TIP構法とは

地震の横揺れに対応する筋違いを補強するために開発された構法。
筋かいの端部をガゼットプレートと釘で柱と横架材に接合し、外壁のバラ板(下地板)を筋違いに対し斜め45度(普通は水平)に張ることによって、耐震性を著しく向上させるもの。性能については、東京工芸大学建築構造実験室内に設置しました実物大の試験体で、水平加力試験を行い、住宅金融公庫仕様の2.69倍もの耐震強度が実証されました。

  • TIP構法現場TIP構法現場
  • TIP構法のガセットプレートTIP構法のガセットプレート
下地板の水平張りと斜め張りを力学模型で比較

最高の耐震工法

「内地産のムクの檜」を使った最良の耐震工法は何かというと、昔から腕のすぐれた大工がその技量を最高に発揮して作り上げてきた「在来工法」と呼ばれる工法です。
木のことを知り尽くした熟練の職人が、木を刻み組み上げるこの伝統的な工法こそ自然環境に根ざした無理のない作り方であり、最も強くまた最も長持ちする家が出来上がることは歴史が証明しています。また、その歴史的な技術の蓄積も他の工法の追随を許しません。ここで、法隆寺の改修工事に一生を捧げた不出世の宮大工棟梁 西岡常一氏のお話をご紹介します。

宮大工棟梁 西岡常一氏宮大工棟梁 西岡常一氏

【西岡 常一氏著「木のいのち 木のこころ」より】

「私らが相手にするのは檜です。木は人間と同じで1本ずつが全部違うんです。
それぞれの木の癖を見抜いて、それにあった使い方をしなくてはなりません。そうすれば1000年の樹齢の檜であれば1000年以上持つ建造物ができるんです。これは法隆寺が立派に証明してくれています。古代建築はほとんどが檜ですな。『日本書紀』に”宮廷建築には檜を使え”ということが書かれています。その檜がなかったら世界に誇る木造建築というようなもんは建てられませんでしたな。檜はいい材です。湿気に強いし、品がいい、香りもいい、それでいて細工がしやすい。法隆寺には1200年も前の檜がありますが、今でも立派に建っていますし、鉋(かんな)をかけてやりますと今でもいい香りがしますのや。」

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