
斑鳩町 K様邸
K様邸は法隆寺のある斑鳩の里で、200年以上の古い館を解体して建てられました。
お向かいで開業されている医院も、大成のソーラーサーキット工法で建てさせていただきました。
着工 |
平成16年5月 |
完成 |
平成17年1月 |
ご家族構成 |
ご夫妻とお子様お二人 |
坪数 |
106坪 |
訪問した時間 |
11時ごろ |
天気 |
曇時々雪 |
外気温 |
4.7℃ |
訪問した日の最低気温 |
-0.8℃ |
聖徳太子が住してより1400年の歴史を持つこの斑鳩の地にK様邸を設計させて頂くにあたり、『和』の精神を尊ぶ古き良き伝統の中で、近隣との調和と現代的な感性を合わせもち、『和風』と『洋風』の空間の共存をイメージしました。
まず外観は、和の素材と落ち着いた形態の中にも、天に伸びゆく大屋根を構成し、過度にならない程度の質量感を出すようにしました。
次に内部では『お客様の空間』と『家族の空間』を分離しつつ全体的に連続した動線を考慮し、リビングと一つ続きの畳敷部には、上下階への連続性と個室としての独立性の両面を持たせる構成としました。
又、南面よりの採光を充分取り入れながら、縁等の別空間を設けることで直接的な夏日を和らげ、ソーラーサーキット工法の持つ特性を充分に生かせる様、計画致しました。今はまだ幼きお子様達が、成人されてからも充分に楽しんで頂ける、明るく豊かな『いい家』を設計させて頂きました。
−インタビュアー(小倉) 先生に去年の3月に講演していただきまして、そしてコメントをまとめさせていただきました。
先生 「入居して1年目に向こうでしゃべらしていただいて、2年目に三郷町の方でお話させていただきました。今年の1月で丸3年経ちました。」
−インタビュアー 何か最近お気づきの点はございませんか?
先生 「強いて言うならば、冬のほうがだいたい1年目も暖かかったんですけど、1年目より2年目のほうが暖かくて、2年目より3年目のほうが暖かいと思いますね。」
−インタビュアー それは感覚としてですか?
先生 「感覚もそうですし、温度もそうですね。例えば去年までだったら、朝起きたらリビングなんかね、あの広い部屋なんかも16℃になってることがあったんですよ。でも、16℃でも不快な寒さという感じは全然無かったんですけども、今年に至っては18℃を切ることが無いですね。」
−インタビュアー 2℃もですか!?
先生 「はい、2℃も!一番寒いときでも18℃を切らないです。」
−インタビュアー すごいですね。
先生 「別についこの間、正月が明けてちょっと暖かい時だったら、朝起きても20℃近いとか19℃なんぼとかいうような感じですからね。」
−インタビュアー 先生のところはクレダが3台ですね。大きいクラスのですね。こういうもの(オイルヒーター)もちょいちょいお使いですか?
先生 「そうですね、寒いと言われる時はちょっと点けたりはしてますけれども、それはもうずっと最初っからスタンスは変わってないですから。今年に限ってぎょうさん暖房をはじめた訳じゃないです。」
−インタビュアー 暖かくなったのは何ででしょうかね?
先生 「何ででしょうかね。やっぱり想像ですけど、西村さんが、基礎のコンクリートが乾いてくると暖かなってくるん違うかとずっとおっしゃっておられて、あぁ、その通りやなと思います。
ちなみに、今床下の温度は17℃でした。日頃、今までは15℃とか14℃だったんですよ、去年までは、今17℃です。」
−インタビュアー それってすごいですね、うちの体感ハウスより高いなぁ。
先生 「今年は今も含めて数回しか見ていないんですけどね。それまではしょっちゅう見てたんですけども、今年はとにかく、あぁ床下温いんやなぁと思っています。これすごいですね、床下は何にも暖房していないのに17℃!今自分で言っていても思いますけど、考えられないですね。」
−インタビュアー 外気温が4℃ですけど、13℃も外と温度差がありますね。実にそれだと思うんですけど。我々の体感ハウスも、私が大体6時30分位に一番に出社しまして、ドアを開けて床下のライトを点けますと、温湿度計を置いているんですけども、3年程前は14℃台が多かったです。ところが今は15℃を切ることが無いです。16℃とかですね。それが先生の仰っているお話と同じですので、一般的なものなんかなと思います。だんだん良くなる家というのは有難いですね。
先生 「そうですよね。たいがいのものは出来たての時が一番で、後落ちていくばっかりですけども、これはもう住めば住むほど良くなっていくっていうのは有難いですね。」
−インタビュアー 奈良は地震が少ないんですよね?
先生 「いや、結構多いですね。予想ではかなり大きいのがあるみたいです。斑鳩という地は、この家を建て終わってから気が付いたことなんですけれども、結構大和川とかに挟まれていることもあって、あんまり地盤が良くないみたいなんですね。
紀ノ川の断層の所とか、奈良市の断層の所とか、生駒の断層の所とか、そういう活断層があるんですが、斑鳩は離れているにもかかわらず斑鳩だけがなぜか3つの断層帯に入っていて、震度7とか付いているんですよ。このパンフレット(みんなで取り組む震災対策)は奈良県が発行しているんですけど、やっぱりこのパンフレットを見ていますと、この断層は奈良市から来ている断層(※@)なんですけど、断層の周辺が赤くなっていて予想震度が高いのが解るんですけども、斑鳩は一旦断層帯の赤色から離れて、斑鳩だけが震度7の赤色のレベルなんですね。で、これが中央構造線で、和歌山に行く断層(※A)なんですけど、ここの活断層が暴れたら当然断層の付近は赤くなっていて、予想震度が高いのが解るんですけども、斑鳩は離れているんですけど、震度が高いんですよ。この周辺だけ赤なんです。で、これが生駒の断層(※B)なんですけど、生駒の断層がだいぶ離れているのに何故かこの斑鳩だけが赤なんですよ」
「みんなで取り組む震災対策」

−インタビュアー 3つとも、よりによってご指名みたいな感じですね(笑)
先生 「地震が怖いから家を建て直したというところも一つあるんですけど、その中でやっぱりそういうことです。この活断層の資料は後で知ったんですけども、その前から地震に対しては怖かったんですね。そういう意味でも基礎がしっかりしている大成さんでお願いできたことがやっぱり同じSC工法でも、基礎がしっかりしているところで出来たから良かったと思っています。人間は贅沢なものですからね、ちょっと暖かくなったらそれに慣れてきたら『もっと暖かく』とかね、そう思っていくものですけど、今で十分満足出来ています。」
−インタビュアー 部屋が快適だと活動的になりますね。
先生 「そうですね。まだ親が健在だった時、親は家を建て替えるなんか全然考えてなかったんですね。もう古い家なんで、常に開放でした。襖でしたから閉めたくっても閉め切れないというような感じで。誰かのお家を見てきて『もう今は個室でね、あかんなぁ』とか、独り言のように言うとったんですわ。
それで、まぁいざ自分がこうやって家を建替えさせていただいて、実際親が言うてんのと同じような感じで、個室にはなっているんやけど、常にドアは開けたままで、結局常に開放して住んでいるんやなぁと。それで、やっぱり閉めたら確かにそれはそれでね、一つの空間として落ち着くんですけれど、もうずっと開けっ放して生活するというのはやっぱり『いいなぁー』と、思います。」
−インタビュアー 家族の声、気配が感じられていいですね。
先生 「やっぱり冬でも、家を閉め切らずに生活させていただける。これもまた有難いなぁと思っています。昔の家は、冬は吐く息が白くなっていましたけど。」
取材日:2008/01/24
インタビュアー:(株)大成 代表 小倉
写真撮影:(株)大成 橋本


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