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施工現場レポート

屋根工事(1)

2016年02月03日

2月1日、棟が上がり、引き続き屋根工事に進みます。

大成の「涼温な家」のSA-SHE工法は、屋根・外壁ともに断熱材を二層で貼り、併せて通気層を持っていますので、工事段階でも一層目○○○工事、二層目○○○工事という表現が用いられます。

①一層目垂木 屋根の下地で、勾配なりに掛けられる角材。

②一層目野地板 防水材や断熱材を載せるための下地で、垂木の上に張ります。

③一層目ルーフィング フェルト状のシートにアスファルトを浸透・被覆させたもので、防水・防湿のために屋根仕上げ材の下に貼ります。

④一層目断熱材 ミラフォームM2RS(厚み50㎜・吸水率0.01以下)を貼ります。断熱材取り合い部にはわずかな隙間も無くすために、気密テープ(黒色)を貼ります。

⑤二層目垂木 一層目断熱材の上にさらに垂木を掛けます。(通気垂木とも呼ばれます)

上棟工事日に一気に屋根工事まで進みましたが、木造軸組み在来工法はこのように床や壁より屋根を最優先に掛けます。これは構造材ほか材料を濡らさないためです。しかし効率重視の新しい工法で、床や壁を先行している工法は時として雨に遭って、床や柱などずぶ濡れになっているのを見かけることがあります。

シート養生して、本日の工事が終わります。