Blog大成ファミリーブログ

京都で涼温な家のセミナー

2015年09月04日

今月の9月13日㈰、京都駅すぐ傍のメルパルク京都で涼温な家のセミナーを開催します。

京都での開催は初めてですので、いつもにも増して漏れのない準備をしたいと考えていますが、先日京都駅から会場へのルート、備品の搬入ルート、車でのご来場の場合のパーキング状況などの確認に行きました。

月曜日で、雨模様にもかかわらず京都駅や周辺は国内外からの観光の方で溢れていて、休日と錯覚するような状況で、さすが京都は日本を代表する観光地だと再認識です。

会場周辺を徒歩で移動して知ったローカルな話題を二つ紹介します。

会場傍の交差点に記念碑が建っていまして、「電気鉄道事業発祥地」と彫られていました。明治28年(1895年)京都電気鉄道株式会社という民間会社が現在の京都駅あたりから伏見までの6キロメートルを軌道を敷き電車の運転を始めたということで、この成功を機に日本の電気鉄道事業が全国に発展し、現在の新幹線へと発展したとあります。

この京都電気鉄道が明治45年(1912年)京都市電(路面電車)へと移行しましたが、昭和53年(1978年)にモータリゼーションの煽りで廃止されました。

私は47年、社会人となって京都へ来て6年間市電のお世話になりましたので、この碑を見ながらその当時を懐かしく思い出すとともに、廃止後の車両が広島はじめ全国の路面電車として活躍しているのを聞くと廃止されたことが残念でなりません。

 

もう一つはこれも会場すぐ近くの細い通りで行き当った正行院というお寺で、通称さる寺と呼ばれているそうです。

さる寺と呼ばれる所以も面白いのですが、私の興味を引いたのは境内に置かれている「輪形(わがた)」という石でした。

帰って早速ネット検索しますと「車石・車道研究会」のホームページにたどり着きました。

江戸時代、京都の三街道(三条大橋~琵琶湖畔の浜大津の東海道・千本九条~下鳥羽の鳥羽街道・現在の京都駅あたり~伏見の竹田海道)は人と物流の要で、物流は牛馬車頼りだったようで、しかし雨などで道がぬかるむと難儀するので花崗岩の石を二列に敷いて軌道のようにしていたということです。

硬い石が長年の牛馬車の木製車輪ですり減り、U字形になった轍をみると歴史を感じます。

興味のある方は下記の「車石・車道研究会」のホームページをご覧ください。

http://kurumaishi.jp/

担当者コメント

いずれもセミナー会場のすぐ傍ですので、よろしければ終了後にご案内もさせていただきますので、お気軽にご参加いただければと思います。
裏通りにも結構楽しい発見があるものです。